〜爆笑〜祖父と祖母の初めての認定調査(孫の介護)

30代の介護生活

こんにちは。kokoです。

今回、孫の私が、祖父祖母の介護をするにあたり、介護保険を利用するために行った初めての認定調査の時のお話をしていきたいと思います。

認定調査とは?

介護保険によるサービスを利用したい場合、要介護認定(要支援認定)を申請し、認定調査を行う必要があります。

認定調査は、認定調査員が、被保険者と面接し、心身の状況やおかれている環境その他、厚生労働省で定める事項について調査をすることをいいます。

祖父祖母初めての認定調査の日

認定調査の日、私は祖父と祖母にいつも通りにしてくれればいいよといい、認定調査の日を迎えました。

認定調査員は、項目ごとに調査をしていくのですが、、、

まずは、祖父から認定調査をすることになりました。

祖父は、認知機能は全く問題がなかったのですが、体の機能が低下してきていた為、申請しました。

デイサービスなどは、絶対利用しないし、施設にも行かない、杖もつきたくない、おむつもしたくないという祖父だったので、当面は利用予定はありませんでしたが、なんかあった時の為に認定調査を受けました。

問題1⇨爺ちゃんはおしゃれが好き。人によく見られたい格好つける爺ちゃんだったこと

昔から、オシャレな爺ちゃん。。。

洋服は、私から見てもおしゃれで、着るジャケットはオーダーして自分に合わせ、内側には名前も入れていた。

黒の皮のジャケットもよく着ていた。

毎晩、髪を整えてから、寝癖がつかないように手ぬぐいを頭に巻いて寝ていた。

また、洋服だけでなく、たくさんの靴と帽子を持っていて、服に合わせて変えたりしていた。

ここまでは、おしゃれな爺ちゃんあるあるかもしれないが、うちの爺ちゃんはそれだけではない。

なんとパウダーファンデーションを塗っていた(笑)

しかも、日焼け止めを塗った後にうすーく肌が綺麗に見えるように塗っていた(笑)

チークは毎日使ってないようだったが、肌馴染みのいいナチュラルな色を持っていた(笑)

昭和一桁の爺ちゃん。。。最近になり、男性もファンデーションを塗る人も増えてきたが、昭和一桁で塗っている人はかなり少ないだろう。

そんな爺ちゃん、認定調査員が女性だったこともあり、いつも以上に気合が入る。

認定調査開始

面接が始まった瞬間、アンケートに対し、全て『できます』『何も問題ありません』

のみ。

認知機能は問題なく、勉強熱心で、パソコンをその時も使用していたり、年賀状もパソコンで作っていた爺ちゃん。今思えばマジですごいと思う。

ただ本当に頑固で、ゆうことを聞かなかった爺ちゃん。基本自分の子供のゆうことは全く聞かない。

孫の私が介護するといったことで、私のいうことは少しだけ聞いてくれるようにはなったが、機嫌を損ねると微妙なので、認定調査中は黙っていた。

ただ、起床のチェックでミラクルが起きた。。。

認定調査員『どのように起きているか見たいので、一度寝ていただいて、いつもと同じように起きてください』

と爺ちゃんに伝える。

それまで、体の調子が悪くできなくなってきていることも『できています』といっていた爺ちゃん。

爺ちゃん仰向けで寝る

認定調査員いつも通りお願いします

爺ちゃんわかりました

その時、ベットが嫌いな爺ちゃんは、足は悪くなっていましたが、ギリギリ布団で寝れていました。

次の瞬間、爺ちゃんは、キョンシーのように手を前に伸ばし、仰向けの状態で腹筋のみで腹筋するように起き上がってきました。

思わず笑って『爺ちゃんいつもそんな起き方してないでしょ(笑)』といいました。

認定調査員も、思いがけない起床のやり方だったため

認定調査員笑いながら『腹筋すごいですね〜』と。

爺ちゃんは、嬉しそうに笑ってました。

私は内心、初めての認定調査で、ただ見守るだけなので。だめだ、まったくいつも通りじゃない(笑)

と正直思っていました。

ただ、最後色々チェックが終わった頃、爺ちゃんの見えないところで、聞き取りをしてくれました。

良くある話かもしれませんが、病院に行くと『調子悪くない』といってみたり、人前だとできますアピールをしたり、知らない人がいると張り切って頑張ってしまうことがある人も多いかと思います。

認定調査の人には、しっかりと現状を伝えることが大切だと思います。

祖母は、ほぼいつものようにやってくれていたため、とてもスムーズに調査を行うことができました。

まとめ

認定調査は、現状を正確に伝える必要があります。

うちの爺ちゃんは、デイサービスは利用しないし認定調査をやらないと初めは拒否していました。

なので、利用はしないけど私が面倒を見るから、婆ちゃんの認定調査のついでに受けてという形で説得し、調査をしてもらいました。

しかし、この時、認定調査をやっていてよかったなとのちのち思うことになります。

今は、私の市では廃止になってしまいましたが、介護度が2以上の場合、オムツ券が利用できたこと。

何かあったらケアマネージャーに相談できたことが大きかったです。

すぐに利用してもしなくても、本人がいきたくないといっても状況が変わる場合もあるので、できないことが増えている場合は、このようなサービスを利用するのも介護をする上で重要なことかと思います。

祖父は認定調査の後、体調が悪くなって検査したところ、ステージ4のガンが発見されました。発見から1年ほどでほぼ寝たきりの状態になりました。このように高齢者の場合は、変化も激しいです。

本人の意思も大事です。

しかし介護をうける側とサポートする側がお互いに納得できるのが一番いいのですが、なかなかうまく行かないことも多いかと思います。。。

今できることをしておくことが、のちのち楽になる場合もあると思うので、よく話し合い決めていくことが、大切かなと私は思いました。

私はいまだに、爺ちゃんの起床の仕方が奇跡的で、深く記憶に残っています。

初めての認定調査で初めは緊張していましたが、今ではとても笑った楽しい思い出になっています。

皆さんも、初めての認定調査の際は、kokoの爺ちゃんみたいな方もいると思うので、え!っと思うことがあるかも知れませんが、最後に日頃の状態や困ったことを、きちんと伝えることは大切かと思います。

参考になるかはわかりませんが、私の情報が誰かのお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

koko

家庭の事情により、30代から祖父祖母の介護を経験。
30代という仕事なども頑張りたい時に介護がスタートしました。自分の人生を充実したものにしつつ、介護をすることはとても大変です。私は介護を始めてから美容師免許を取得。介護の資格(初任者研修)を取得しました。私の経験が介護をする方のお役に立てたら嬉しいです。

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