こんにちは。kokoです。
いきなりですが、皆さん家族との思い出づくりはされていますか?
大人になり、仕事をしていると、なかなか実家に帰ることが少なくなったり、家族とはたまにしか会わなくなるなど、意識的に時間を作らないとなかなか会う機会を作るのが、難しくなってくる人が多いかと思います。

仕事以外にも、家事や子育て、趣味の時間、友人との付き合いなど、人それぞれ、やりたいこと、やらなければいけない事があるかと思います。
私は、爺ちゃん婆ちゃんが好きだったこともあり、同居する前は、定期的に会いに行き、よくお出かけをしていました。
しかし、同居を初め、介護をするうちに、足が悪くなってきた二人とお出かけをする機会も、同居前に比べてかなり少なくなっていきました。。。

介護をしている人なら、普段、仕事、家事、介護で忙しい。
介護が必要な高齢者とのお出かけは、お互いにとても体力を使います。
歩けるうちであればいいのですが、足が悪くなり、車椅子を使用しなければいけなくなると、いける場所も限られてきますし、行くまでのトイレ時間なども考えた上で、行き先や1日の行動を考える必要があります。
介護を、始めたばかりの時は、二人とも歩けましたが、病気をきっかけに歩行が短時間しかできない。車椅子を使用することもある。。。

エレベーターがあり、バリアフリーになっているところでないと難しい。。。
リハビリパンツを使用していても、本人もお出かけの時は交換するのが大変なのを知っているので、とても気にしていましたし、長時間の移動は体に負担がかかるようで、日に日に大変なことが増えていく為、お出かけを徐々にしなくなっていきました。
そんな介護生活をする中で、私自身が気づいたことがあります。
やはり、家族との思い出作りは、思い立った時にすぐやった方がといいということです。
ごく当たり前の事と感じる方もいるかと思いますが、日々忙しい毎日を送っていると、すぐやることって意外に難しいことだと感じています。
そして今すぐやらなくても、いつかやろう!

人はなぜか死の存在を忘れて、自分や自分の周りは、明日も生きている!と思って生活してしまうことがある部分があるかと思います。
しかし、色々な事件や事故、病気などで自分も含め、人生いつ何が起きるかわからないですし、明日も生きているとは限りません。
私もそうですが、なぜか自分は大丈夫だという思いが、皆さんにもあるのではないでしょうか。
周りに急死した人がいると、実感がある人もいるかと思いますが、なかなか自分に当てはめるのは難しい人がほとんどかと思います。
特に、高齢者の場合、病気になった時の、体の機能低下が大きいので、動けるうちに思い出作りをしたい場合は、することをおすすめします。
特に、足が悪くなると、旅行がとても大変になります。

泊まるとこは、
- バリアフリーになっていて車椅子移動ができること。『室内も段差がなく、車椅子使用可能または歩行器が使用できる』
- 部屋にお風呂があること
- 敷布団だと寝ることが困難な為、ベットであること
など、体の機能低下に対応していかないといけません。
大浴場などは、基本入るところに手すりはありますが、他にはない為、足の状態が少し悪いレベルの時はサポートして入れば、入れますが、転ばないように注意しないといけないなど、とても神経を使います。
歩行があまりできなくなってきた頃は、部屋にシャワーやお風呂があるところを選び、先に婆ちゃんをお風呂に入れてから部屋で待っていてもらい、一人で大浴場を利用したりしていました。その方が、介護される側も介護する側も不安なく入れるなと思ったからです。

高齢者の場合、骨折することで、介護度が上がりやすくなります。
特にお風呂場などは、足元が不安定になってきた高齢者にとってはかなり危険な場所になります。
また、脱衣所と風呂場の寒暖差にも注意が必要ですし、免疫力が低下してくると風邪などにもかかりやすくなります。
また、旅先でベットである理由は、足が悪くなると立ち上がりや、床に座るのが難しくなってくる為です。
そもそも床では寝れなくなっていきます。
ベットだと立ちあがいもしやすい為、ベットがあるところにしていました。

あと、旅先のベットを汚してしまっては大変なので、ベット用の防水シートと、介護シーツを持参し、二重でベットに敷いて、その上に寝てもらっていました。
当時、私は100円均一に売っている介護用のところで販売していた吸水シートを使用していました。
ずれないようにシールが付いていたのと、透明のビニール手袋が付いていたのも良かったです。
このように、体の機能が低下してくると、いろいろと気にしないといけない部分が出てきます。
体が元気なうちのお出かけは、とても楽です。
疲れやすい、足が悪くなってきたからと、気を使い行かない理由を言ってくる可能性もあります。
ただ、年齢とともに確実に体の機能は低下します。若い時と違い、回復にも時間がかかりますし、悪くなる時は一気に悪くなりやすいです。
旅行などが、昔から好きではない人もいるかと思います。そういった人は無理にお出かけしなくてもいいと思いますし、ご飯を食べに行ったり、自宅で一緒にご飯を食べたりするだけでもいいと思います。
ぜひ家族との、思い出作りを今からしてみませんか?

介護をしていると、悲しいことに子育てと違い、どんなに頑張っても、一生懸命介護をしても、年齢とともにできないことが増えていきます。
機能を低下させないようにすることが、とても大切なことなのですが、病気をきっかけに状態は一気に悪くなりやすいです。
今を大切に。介護をしている中では、今がおそらく一番いい状態です。
これ以上悪くなる前に思い出作りをするのも、大切なのかなと思います。
家族でいると、幸せなことだけでなく、今まで嫌なことや大変なこともあった中で、介護をしている人もいるかと思います。
私自身も幼少期から人生がハードモードだったので、気持ちが荒れることも正直かなりありました。

介護を今している人の中にも、家族が大好きだから介護をしている人もいれば、責任感や環境でやらざるおえない状況に、なっている人もいるかと思います。
介護って大変ですよね。。。
仲のいい家族ならまだしも、親とわだかまりがあったり、昔言われたことやされたことが、いまだにトラウマのように忘れられず残っていて、、、
はっきりいって好きではない、、、わがままで嫌な部分がある、、、だけど環境的に介護をせざるおえない。。。
そんな中、介護をしている人は、本当に優しい人なんだなと私は思います。
だからこそ、思い出を作る余裕なんてないと思う方もいると思います。
ただ、負担だけ感じる介護って、私はめっちゃきついと思っています。
こちらが寄りそうように心がけても、それを拒否する人も中にはいると思うので、何がお互いにとってBESTな選択になるかは人により変わる部分も多いかと思います。

体の調子が悪くなったり痛みがあるなどの時って、年齢問わず、心も健康じゃなくなってしまう人が多いかと思います。
高齢になり、周りの友人がいなくなり、体が思うように動かない、今までやれていたことができなくなる。。。
私は、今まだ若いので同じ状況ではないですが、自分がそうなった時、周りにどのように接するのだろうと考えることがあります。
少なからずマイナスの感情はうまれるのかなと思います。
だからこそ、そのマイナスの感情がある状態で閉鎖された空間で、一人で介護をしていると、結構きついものがあるかなと思います。
ここは、介護をうける側の性格でもとても変わる部分かと思います。
介護される側が、思うようにならなくてイライラして、サポートをしている人を攻撃する。
わがままばかり言う。。。
子供ではないけど、子供以上に手がかかる。。。
性格って高齢になって変わるとかあんまないです。若い時の延長で少し穏やかになったり、逆にイライラしやすくなったりと多少変わるかもしれませんが、別人になることはありません。
認知症になってしまったりしたら、別ですが。
だからこそ、お互いに気分を変える活動が重要なのかなと思います。
私が、介護をしていて思ったことは、思い出づくり=大きいイベントをやることではないということです。

私が気分を変える活動(思い出づくり)として自宅介護の中で、やっていたことは、、、
①家の空気の入れ替えをしっかりする
②室内なら廊下、室外の時は庭に、手すりのある椅子を持っていき、祖母に日向ぼっこをたまにしてもらう(飲み物とお菓子付き)
③室内に季節のお花を飾る
④季節の食材を使用したご飯を作る。
⑤近くの公園に車椅子で散歩に行く
などです。
今でも、日向ぼっこしながら気持ちよさそうにウトウトしている婆ちゃんのことを思いだします。

介護が終わる頃になると、TVなどは聞こえにくいのか、だんだん見ないようになっていき、元気がないなと感じることがあった為、なるべく気分が変わるようにと、毎日の介護をしていました。
そういった、小さいことでもいいのかなと私は介護をする中で感じました。
少し思い出づくりのレベルを上げて、身近な思い出作りであれば、イベントを祝う。
いつもと違うところに散歩に行く。
など、お互い気分が変わるということでもいいと思います。
私はイベントが好きなので、自宅でイベントをちょこちょこ開催していました。
甥っ子姪っ子も一緒に、夏祭りやハロウィンパーティーやクリスマスなど季節を感じられるイベントをしていました。
思い出づくりといっても、旅行などじゃなくても私はいいと思います。
普段と違う行動をしてみることで、お互いがリフレッシュできる部分もあるかと思うので、参考にしていただけたら嬉しいです。
無理は禁物です。私はこのようにしましたが、それは正解ではありません。
仕事や家庭状況、介護度により、状況は全く違うからです。
まずは、自分を大切にしながら、介護をしていくことが大切なのかなと思います。
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