〜介護のきっかけ〜孫の私が30代で祖父祖母の介護をする話

30代の介護生活

こんにちは。

kokoです。

今回は、30代の私がなぜ祖父祖母の介護をすることになったのか。

きっかけになるお話をして行きたいと思います。

家庭環境が複雑な為、詳細は割愛させていただきますが、育ての親のような存在の祖父祖母の介護の話になります。

〜エピソード1〜祖母の乳がん

祖母から連絡がくる。

なんか胸にしこりがある。。。

5年前まで検診には行っていたが、高齢になり面倒で行っていなかった。。。

自分でチェックをしていた為、変化に気付いたようで、すぐに一緒に病院に行き検査をしたところ。。。

ステージ2の乳がんでした。

病院の先生との面談ののち、片側全摘するということになりました。

先生から、術後はしばらくは手術した側の腕が上がりにくくなったりするとの事。

しばらくは、家事も大変ということで、私は自宅から片道1時間半かけて、家事などのサポートをすることになりました。

自分の家の家事と祖父祖母の家まで片道1時間半、往復3時間かけて向かい家事をしていました。

この時は仕事はあまりしていない時期だったのですが、二つの家庭の家事をしなくてはいけなくなり大変な時期でした。

二重生活って大変。。。

同居をするきっかけの一つになる出来事でした。

〜エピソード2〜祖母が詐欺に遭う

ニュースでよく聞くオレオレ詐欺。

まさか、自分の家族が巻き込まれることになるとは。。。

ナンバーディスプレイにしてたら大丈夫。。。

と安心していた。

ニュースで聞く内容通り、私の祖母はオレオレ詐欺の電話があり→銀行に行く→引き落とす→3回に分けて直接犯人に現金を渡すという。。。

ニュースで聞く内容通りの詐欺に遭いました。

指定してある電話以外着信拒否にしといたらよかったな。。。

まぁ、詐欺にあった後に後悔しても遅いので、まだ設定してない場合は、指定した電話以外つながらないようにするなどの対策をするのも大切だなと思いました。

詐欺の話に戻りますが、最近は、高齢者の場合、詐欺防止などの為窓口でないと大金はおろせなくなっています。

なのに、私の祖母は、窓口にいき大金をおろしました(笑)

もちろん銀行の職員さんが、大金を下ろす理由を聞いてくれたようなのですが、、、

祖母は『乳がんの手術で必要だから』といって、大金をおろしていました。

結局3回に分けて直接現金を渡し、一回に数百万渡していたのでかなりの額の詐欺に遭いました。

祖父祖母の貴重な老後資金が、、、(泣)

犯人は後々捕まるのですが、警察の聞き取りに同席したり、色々対応しないといけない状況になり、私は祖父祖母の家まで毎回いき対応することになります。

そういった事件が起こり、犯人ももちろん巧妙ということもありますが、祖父祖母の判断能力が落ちてきているんだなという認識のきっかけにもなる出来事でした。

〜エピソード3〜祖父祖母の自宅がゴミ屋敷化

結婚してから、私の住まいが遠くなったということもあり、祖父祖母の家にはあまり行っていなかったのですが、病気や詐欺がきっかけとなり祖父祖母の家にいくことが多くなりました。

元々祖母は掃除が得意ではありませんでしたが、久しぶりにいった祖父祖母の自宅は、

まじでゴミ屋敷。。。というかもの屋敷。。。

ゴミは最低限は捨ててあるが、ものや紙ごみなどに溢れて生活。

至るところに、棚を作り、ものがこれでもかというレベルで、ごちゃごちゃに詰め込まれていました。

いったいいつからこんなに掃除できなくなっていたのだろう。。。

また、祖母の手術後、家事をすることになり気づいたこと。。。

  1. 風呂、水回り掃除はしていない
  2. 消費期限が数年過ぎた食品がたくさん冷蔵庫内やキッチンにある。
  3. 廊下や納戸にものが押し込まれて、塞がれて通れない
  4. 虫が色々なところで発生(ショウジョウバエなどは見えていない)
  5. 栄養バランスがきちんと取れていない

などなど、二人ではもう生活できていないんだなと気付かされることが色々とありました。

その時、祖父88歳、祖母80歳。

祖母は料理が得意、祖父は自分の近くだけは掃除していた為、暮らしてはいけてたようですが、病気や詐欺をきっかけに、私から見たらもう二人での生活は厳しいんだなと思うことになる出来事になります。

ちなみに、祖父は昔からしっかり意見があるタイプということもあり、施設入所など絶対しない、デイサービスなども絶対利用しないという頑ななタイプでした。

もちろん二人いる息子の言うことは絶対聞かず、、、(笑)

たまたま色々なことが重なり、、、

私が介護する形になりました☆

今振り返ると、その時の私には選択肢がなかったので、介護することになったのは私の運命だと思っています。

〜まとめ〜介護について

今回は、介護のきっかけになる出来事をお話ししました。

現在、介護をしている方も、様々な理由により介護をすることになっていると思います。

家庭の状況は様々です。また、介護する側もされる側も状況は千差万別です。

同居するにあたり、色々と介護について調べましたが、実際初めはよくわかっていませんでした。

同居する頃、私は資格取得の勉強と仕事をしている状態でした。

家事さえすれば、大丈夫だろうと思っていました。

なぜなら、二人とも認知症ではなかったし寝たきりでもなかったから。

ただ同居をきっかけに状況は、凄まじいスピードで変わりました。

介護離職になってしまう理由が、とてもわかります。

介護って、先が見えない。終わりが見えない。よくなる事はない。

現状維持か低下していくかになる。。。

いっぱいいっぱいの時って、イライラしたり、落ちこんだりとメンタルも不安定になりやすいと思います。

金銭面に不安があったり、介護の負担が大きかったり、自分のやりたい事がやれない場合など、、、

まじでつらい。。。となりやすいです。

介護を、ニコニコ毎日楽しくできますという方もいるとは思いますが、そんな神様みたいな人ってかなり少ないと思います。

だからといって、大変だからといって、虐待したり暴言をはいたりしていいわけではないと私は思います。

ただ、イライラする時ってありますよね。。。

私もイライラして怒って、あとで言いすぎたなと反省するということを、よくやっていました。

私の経験上、介護って、完璧にやればやろうとするほど、まじできついです。

介護する側もされる側も、なるべくお互いが心地よく過ごせることができれば、とても素敵なことだなと思います。

介護サービスを利用したり、介護用品を使用したりして、お互いの人生を尊重できるような生活をしていくことで、介護生活も今とはかわったものになっていくのかなと思います。

koko

家庭の事情により、30代から祖父祖母の介護を経験。
30代という仕事なども頑張りたい時に介護がスタートしました。自分の人生を充実したものにしつつ、介護をすることはとても大変です。私は介護を始めてから美容師免許を取得。介護の資格(初任者研修)を取得しました。私の経験が介護をする方のお役に立てたら嬉しいです。

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